おしゃれなカフェに見える器選びのポイント
器はカフェの印象を左右する大切な要素
カフェで提供される料理やドリンクは、器によって見え方が変わります。
例えば、白いプレートにケーキをのせると清潔感のある印象になります。ベージュやグレーの陶器にのせると、ナチュラルで落ち着いた雰囲気になります。黒い器を使うと、料理の色が引き締まり、少し高級感のある印象になります。
器は、料理やドリンクを引き立てるだけでなく、お店のコンセプトを伝える役割もあります。
お客様が「このカフェ、おしゃれだな」と感じる瞬間は、店内に入ったときだけではありません。注文したドリンクや料理がテーブルに届いた瞬間にも、お店の印象は決まります。
だからこそ、器選びはカフェづくりにおいてとても重要です。
おしゃれに見える器選びの基本
1. お店のコンセプトに合わせる
まず大切なのは、器をお店のコンセプトに合わせることです。
ナチュラルなカフェ、韓国風カフェ、和モダンなカフェ、ヴィンテージ風の喫茶店、スタイリッシュなコーヒースタンドなど、カフェにはさまざまな雰囲気があります。
器だけがコンセプトから外れていると、全体の印象がちぐはぐに見えてしまいます。
例えば、ナチュラルな木目の内装に、温かみのあるベージュやアイボリーの陶器を合わせると、統一感が出ます。反対に、無機質でシンプルな内装には、白や黒、グレーの器が合いやすいです。
器を選ぶ前に、まずはお店の世界観を整理しましょう。
- ナチュラル
- シンプル
- 高級感
- 韓国風
- レトロ
- 和モダン
- 北欧風
- ヴィンテージ
このように、どんな印象に見せたいのかを決めておくと、器選びがしやすくなります。
2. 色味を揃える
おしゃれなカフェに見せるためには、器の色味を揃えることが大切です。
すべて同じ色にする必要はありませんが、色のトーンがバラバラだと、テーブル全体が落ち着かない印象になります。
最初は、以下のような使いやすい色から選ぶのがおすすめです。
- 白
- アイボリー
- ベージュ
- グレー
- ブラウン
- 黒
- くすみカラー
白やアイボリーは清潔感があり、どんな料理にも合わせやすい色です。ベージュやブラウンは温かみがあり、ナチュラルな雰囲気を出しやすいです。グレーや黒は、料理を引き締めて大人っぽく見せることができます。
カフェらしいおしゃれさを出したい場合は、原色よりも少しくすんだ色味を選ぶと、落ち着いた印象になります。

3. 素材感を意識する
器のおしゃれさは、色だけでなく素材感でも変わります。
ツヤのある白い磁器は、清潔感や上品さを出しやすいです。マットな質感の陶器は、温かみや手作り感を演出できます。ガラスの器は、透明感があり、ドリンクやデザートを涼しげに見せてくれます。
同じ白い器でも、ツルッとした磁器と、少しざらつきのある陶器では印象が大きく違います。
カフェの雰囲気に合わせて、素材感を選ぶことが大切です。
ナチュラルなカフェなら、土っぽさのある陶器やマットな質感。ホテルライクなカフェなら、なめらかで上品な磁器。季節感や透明感を出したいなら、ガラスの器を取り入れるのもおすすめです。
4. 料理やドリンクが映える器を選ぶ

器は単体でおしゃれに見えるだけではなく、料理やドリンクをのせたときに映えることが大切です。
器だけを見て選ぶと、おしゃれに感じても、実際に料理を盛り付けたときに合わないことがあります。
例えば、チーズケーキやプリンなどの淡い色のスイーツには、白やベージュの器が自然に合います。フルーツやサラダなど色が鮮やかなメニューには、白やグレーの器を使うと色が引き立ちます。カレーやパスタなどは、少し深さのあるプレートやボウルを選ぶと盛り付けやすくなります。
器を選ぶときは、必ず実際のメニューをイメージしましょう。
「この器に何をのせるのか」を考えることで、見た目だけでなく使いやすい器を選べます。
カフェらしく見える器の種類
コーヒーカップ・マグカップ
カフェの印象をつくりやすいのが、コーヒーカップやマグカップです。
お客様が手に取る時間が長く、写真にも写りやすいため、お店の世界観が伝わりやすいアイテムです。
ナチュラルな雰囲気なら、アイボリーやベージュのマグカップ。スタイリッシュに見せたいなら、黒やグレーのカップ。かわいらしい雰囲気なら、丸みのあるフォルムや淡いカラーのカップも合います。
ロゴ入りのマグカップを使うと、お店らしさも出しやすくなります。
プレート
プレートは、ケーキ、焼き菓子、ランチ、モーニングなど幅広く使う食器です。
おしゃれに見せるには、料理との余白が大切です。
小さすぎる皿にぎゅうぎゅうに盛ると、窮屈に見えてしまいます。反対に、大きすぎる皿に少量だけのせると、寂しく見えることもあります。
メニューに対して、ほどよい余白が出るサイズを選びましょう。
カフェでは、15〜18cm前後のデザート皿、23〜27cm前後のランチプレートが使いやすいです。
ボウル
ボウルは、サラダ、スープ、グラノーラ、アサイーボウル、カレー、丼メニューなどに使えます。
カフェらしい雰囲気を出したい場合、少し丸みのあるボウルや、マットな質感のボウルを選ぶと温かみが出ます。
深さのある器は、料理に立体感を出しやすく、写真でもきれいに見えます。
グラス
アイスコーヒー、アイスラテ、ジュース、ソーダ、水などに使うグラスも、カフェの印象を左右します。
シンプルなグラスはどんなドリンクにも合わせやすく、すっきりした印象になります。少し厚みのあるグラスや、形に特徴のあるグラスを使うと、ドリンクの存在感が増します。
透明なドリンク、層になったラテ、フルーツ入りのソーダなどは、グラス選びによって写真映えしやすくなります。
おしゃれに見せるための組み合わせ方
同じシリーズで揃える
統一感を出したい場合は、同じシリーズの器で揃えるのがおすすめです。
カップ、プレート、ボウルの色や質感が揃っていると、テーブル全体がまとまって見えます。
特に開業初期は、あれこれ違う器を組み合わせるよりも、ベースとなるシリーズを決めておくと失敗しにくいです。
色数を増やしすぎない
おしゃれに見せたいからといって、色々な色の器を揃えすぎると、かえってまとまりがなくなります。
最初は、メインカラーを1〜2色、アクセントカラーを1色程度にするとバランスが取りやすいです。
例えば、白とベージュをベースに、ブラウンをアクセントにする。グレーと黒をベースに、木目や真鍮のカトラリーを合わせる。このように色の数を絞ると、洗練された印象になります。
カトラリーやトレーも合わせる
器だけでなく、カトラリーやトレーとの相性も大切です。
せっかく器がおしゃれでも、スプーンやフォーク、トレーの雰囲気が合っていないと、全体の印象が崩れてしまいます。
ナチュラルな器には木製トレーやマットなカトラリー。高級感を出したい場合は、シンプルな金属カトラリーや落ち着いた色のトレーが合います。
お客様が見るのは器単体ではなく、テーブルに置かれた全体の雰囲気です。
SNS映えを意識した器選び
写真に写ったときの見え方を考える
今のカフェでは、SNSでの見え方も重要です。
お客様が写真を撮ったときに、器が料理やドリンクを引き立てていると、投稿されやすくなります。
写真映えを考えるなら、器の色、余白、質感、テーブルとの相性を意識しましょう。
白やベージュの器は、写真全体を明るく見せやすいです。黒やグレーの器は、料理にコントラストを出しやすく、落ち着いた印象になります。
余白がある器を選ぶ
SNSでおしゃれに見える盛り付けには、余白が大切です。
ケーキや焼き菓子をのせたときに、少し余白があると上品に見えます。余白があることで、ソース、粉糖、フルーツ、ミントなどを添えるスペースも生まれます。
プレートの余白は、料理を高く見せるための大切な要素です。
お店らしい特徴を入れる
おしゃれなカフェに見せるには、他のお店と少し違う特徴を入れることも大切です。
例えば、オリジナルカラーの器、ロゴ入りのマグカップ、特徴的な形のラテボウルなどがあると、お店らしさが伝わりやすくなります。
ただし、すべての器を個性的にする必要はありません。
よく写真に写るカップやデザート皿など、印象に残りやすい一部の器だけに特徴を持たせるのも効果的です。
見た目だけで選ばないことも大切
おしゃれな器を選ぶときに注意したいのは、見た目だけで決めないことです。
カフェでは、食器を毎日何度も使います。そのため、実用性も重要です。
確認しておきたいポイントは以下です。
- 食洗機に対応しているか
- 電子レンジに対応しているか
- 重ねて収納しやすいか
- 欠けにくいか
- 重すぎないか
- 汚れが落ちやすいか
- 追加注文できるか
特に開業初期は、スタッフの人数が少なかったり、オペレーションが安定していなかったりすることもあります。
扱いにくい器を選ぶと、洗浄や収納、提供の負担が増えてしまいます。
おしゃれさと使いやすさのバランスを考えることが、長く使える器選びにつながります。
カフェ開業時におすすめの器選びの流れ
1. メニューを決める
まずは、提供するメニューを整理しましょう。
コーヒー、ラテ、ケーキ、焼き菓子、ランチ、スープ、サラダなど、何を提供するかによって必要な器は変わります。
2. お店の世界観を決める
次に、お店をどんな雰囲気に見せたいかを決めます。
ナチュラル、シンプル、レトロ、韓国風、和モダンなど、方向性を決めることで器の色や素材を選びやすくなります。
3. よく使う器から選ぶ
最初からすべての器をこだわりすぎる必要はありません。
まずは、使用頻度の高いカップ、プレート、グラスなどから選びましょう。
特に、お客様の写真に写りやすい食器から整えると、お店の印象を作りやすくなります。
4. サンプルで確認する
できれば、実際の器を手に取って確認しましょう。
写真だけでは、色味、重さ、質感、サイズ感はわかりにくいです。
実際に料理やドリンクをのせて確認すると、より失敗しにくくなります。
まとめ
おしゃれなカフェに見える器選びでは、見た目のデザインだけでなく、お店のコンセプト、色味、素材感、料理との相性、写真映え、使いやすさを総合的に考えることが大切です。
器は、料理やドリンクを引き立てるだけでなく、お店の世界観を伝える大切なアイテムです。
白やベージュなどの使いやすい色をベースに、素材感や形でお店らしさを出すと、まとまりのあるカフェ空間を作りやすくなります。
また、SNSで写真に写ることを考えるなら、余白のあるプレートや、印象に残るカップ、ロゴ入りの食器なども効果的です。
一方で、カフェで毎日使う食器は、食洗機対応、収納性、耐久性、追加注文のしやすさも重要です。
おしゃれさと実用性のバランスが取れた器を選ぶことで、お客様にとってもスタッフにとっても心地よいカフェづくりにつながります。